2018年6月13日水曜日

いきいきワークショップフェスティバル2018 親子向け講座

2018年6月2日(土)に、当センターにて「いきいきワークショップフェスティバル2018」が開催されました。
まるで文化祭のような色とりどりの装飾が施された会場は、出入り自由で途中参加も大歓迎。
たくさんの親子が入れ替わり立ち替わり、創作と音楽の時間を体験しました。
ここではその中でも親子向けの講座についてお伝えします。


コンタクト遊び

コンタクト・インプロビゼーション(体をふれあわせて相手の重さや動きを感じ取りながら即興で踊っていくダンスを応用したじゃれつき遊びを体験しました。寝転がった保護者さんの上にお子さんも寝転がるところから始まって、最後には立ち上がってポーズをとった保護者さんの体によじ登ります。体のふれあいからの信頼関係の安心感で楽しい笑顔にあふれた空間となりました。


 音×モノつくり

 カズマ企画「スタンプ手ぬぐいつくり」は、忍者や手裏剣、動物、京都タワーや大文字など、いろんな柄のスタンプを自由に押して鈴を取り付けて出来上がり。

アトリエみ塾「廃材音具つくり」は、竹ひごカリンバ、洗濯バサミのカスタネット、ストローのラッパという3種類を用意、佛教大のボランティアチームとともにモノつくりとセッションを楽しみました。

おんらく(音楽)広場

 木琴や太鼓、空き缶など、楽器や楽器じゃないモノが、床や椅子の上、空中から吊るしてある音の広場で、鍵盤ハーモニカやアコーディオンの演奏と一緒に、みんなでリズムセッションを体験しました。親子のセッション、子供たちのセッション、大人同士、若者同士、人の組み合わせによってさまざまなリズム(音楽)が生まれました。



2018年6月9日土曜日

いきいきワークショップフェスティバル2018(つくる・あそぶ・やってみる)

2018年6月2日(土)に、当センターにて「いきいきワークショップフェスティバル2018」が開催されました。
当日は、200人を超える沢山のご来場ありがとうございました。
朝から晴天に恵まれ、子ども、大人、親子、高齢者の方、外国の方と多種多様な人を対象にした、21もの講座が開かれました。

「つくる・あそぶ・やってみる」をテーマに、いくつでも参加可能、参加費無料(一部材料費など500円)で3つ、4つ、5つと掛け持ちで参加される方もいらっしゃいました。

『子ども演劇(つたえる・つたわる・からだあそび』
当職員も参加し、子どもたちと大人で和気あいあいとした交流ができました。

『よし笛工作 Read flute crafting』
講師による設計図をもとに、約4時間かけて、よし笛を完成させました。

『シニアストレッチ』
参加者8人でゆっくりと時間をかけながら、筋肉をほぐし身体を柔らかくしていきました。
         

『合いの手と盆踊りの練習』
手の振り、足の踏み出し方、音頭取りの3つのバランスとるのが最初は難しかったですが、講座が終わる頃にはだんだんと息があうようになりました。
8月4日に開催される「ようせい夏まつり」でも、盆踊りを楽しく踊りたいです。

上に挙げた講座の他にも、面白そうなものが沢山ありました。こういったイベントは今年初めての試みでしたが、天候にも恵まれ、盛況に終えることが出来てよかったです。センターとしても、また機会があれば実施できたらと考えています。

講座を作って下さった方、センターに足を運んで受講していただいた方、本当にありがとうございました!

2017年10月14日土曜日

レクチャーとシンポジウム『回想法の実践とその可能性』【2017/10/7】

語らうことを通じた認知症予防・介護予防をテーマに、レクチャーとシンポジウムを開催しました。ここで扱った認知予防・介護予防の手法は「回想法」という方法で、読んで字のごとく昔のことを思いだして語ることによって、脳を活性化し認知症予防や認知症の軽減につなげようという方法です。
 講師として吹田市介護老人保健施設で作業療法士として、認知症予防や認知症ケアに取り組まれている佐上雅宣さんと、当センターでの高齢者への聞きとり事業やシニア劇団の指導などでお世話になっている演劇指導・演出家の細見佳代さんにお越しいただき、回想法の効用や、回想法を使った取り組みについてお話いただきました。
 
 会場には、チラシを見て関心を持ってお越しいただいた方や今度当センターに事業で高齢者への聞きとりに参加する大谷大学の学生さんや、指導される社会学部の先生方など20代から80代までの25名ほどがあつまり、熱心にお話に耳を傾けました。若い方に話を聞いてもらえたのはとても良かったと思っています。



 さて、第一部は佐上さんに、回想法とは何かということから、回想法はどのように行うか、その効用など回想法にまつわる基礎的な知識や体験談をレクチャーしていただきました。休憩をはさんで後半は、細見佳代さんに登場いただき、演劇が専門で決して福祉を志したわけではない細見さんがどうして、回想法に出会いまた高齢者への聞きとりなどを題材に作品創作を行うようになったのか、その経緯や取り組みの事例を紹介いただき、引き続いてセンター長の杉山の進行で佐上さん細見さんとにそれぞれの取組や回想法についてより突っ込んだ質問に答えていただきました。

 会場からも質問や積極的なご意見を頂戴し、2時間では収まりきらない濃い内容となりました。
 「まだ介護の厄介になっていない健康な人が、認知症の予防やつながりづくりのために思い出を語るためのこうした会があってほしい」という声も頂戴し、今日の話にも上がったグループで思い出を聴きあう「グループ回想法」などの取り組みを当センターで行う背を押された気がしました。
 

2017年3月23日木曜日

50歳からの演劇体験講座2017年3月

「50歳からの演劇体験講座」2017年3月   
3月10日、17日、「50歳からの演劇体験講座」が、左京西部いきいき活動センター会議室1にて開催されました。参加者の皆さまには10日もしくは17日を選んで頂き、10日には5名、17日には3名の方がシニア劇団空いろのメンバーと共に、和やかな空気の中で体験講座が行う事ができました。以下講座の記録です。

 ウォーミングアップから体験講座が始まりました。
演劇の素材は「身体」、まずは自分の身体を知る事から始めましょう。

腕をリラックスさせて胴体を左右に半回転、半回転。「でんでん太鼓のように」というのがピッタリな表現ですね。脚の筋肉も充分に伸ばしましょう。





 次に発声練習です。自分・相手・観客・遠く、という4つの「声を届けるターゲット」がありますが、今日は「遠く」に声を届けます。「アエイウエオアオアイウエオ」が難しければ「アイウエオカキクケコ」と。普段こんなに大きな声を出せないので、ストレス発散にもなります。そして何でもいいから一言の「一言」を考えて発声する中で、楽しいやり取りも生まれました。

発声の後は下の2つのテーマにして講座が進みました。
1.身体で表現する
2.関係性を表現する

一人ずつ出て来てポーズを取ります。既に出ている人に絡んでも絡まなくてもいいという事で。そして何人かで「静止画」を作り、見ている方に場面を想像してタイトルをつけて頂きます。
今、自分は人からどう見えているか、と自分を客観視できるようになりたいものです。役者が舞台に出た瞬間、その立ち位置や目線で、もう何かを客にアピールしています。それがこのエチュードでよく理解できます。


そこで4人ずつのグループに分かれ、与えられた場面をストップモーションで表してみることになりました。
10日は、結婚式、誕生会、お葬式

17日はスーパーのレジ、バス停、エレベーターの3場面を表現しました。



一瞬で場所を説明することができる事がわかります。少し難しい課題もありましたが、見ている方にもよく伝わりました。人にどう自分が見えるか、自分を客観視してみる訓練です。


次は「場所を強化する」というエチュード。
例題の「図書館」。「本屋」との違いを出すにはどうしたらいいでしょう? 新聞を広げて読んだらどうか、という意見がありました。その後チームに分かれ、指定された場所を表現し
最後にストップモーションで止まります。


これは盛り上がり方がサッカーではなく野球でしょうか? ビールを注文し、風船を膨らませていますね。



スクリーンを教室端のホワイトボードに設定することで全員の目線が揃いました。



「関係性」を表現するエチュードでは10日と17日で少し内容の違うものをやってみました。

10日にはオーラのパワーを1から10とし、1、3、5、7、10のパワーを相対的に表現する練習をしました。並んだ椅子に1人ずつ出てきて好きな場所に座り、一斉に出て行くだけの動きの中で、あらかじめ指定された自分のパワーを表します。他の人のパワーはわからないのですが、相対的に自分はどのくらいのパワーを出したらいいかが、問われます。これは「どんな役でもやる」訓練になります。演劇はひとりではなく、相対関係で成り立っているものですね。

17日には2人ずつ組になり、指定された数字の「関係の濃さ」をストップモーションで表現しました。こうして関係性の度合いを数字にあてはめて測ることができるのですね。ふと普段の生活の中でも注意深く観察したくなります。

当日欠席された方も多かったのですが、参加のお申込みは多く、シニアの方が演劇体験にご興味を持たれている事を嬉しく感じました。

2017年3月10日金曜日

「わたしたちの昭和20年展」開催

311日より「わたしたちの昭和20年展」と題して展示会を開催します。




これまでに当センターでは高齢者との世代を越えた交流を目的に「押入れにしまった写真」「食事」「場所」をテーマに思い出のお話をお聞きし、記録する活動を行ってきました。毎回、個人の思い出をお聞きし記録することで、次の世代に公の歴史事実ではない生きた歴史を伝えていけることを目指しています。
今回は、高齢化が進む中、今戦争に関わるお話を聞いておきたいと「昭和20年」というテーマを設けました。これまでの展示では思い出を語っていただける方だけを募集していましたが、今回はそれだけでなくお話を聞き取り、そのエピソードを編集して展示文章を作成するインタビュアーも募集しました。
そのインタビュアーのために聞き書きのための事前研修会を20161216日におこないました。インタビュー時の役割と心構え、話を引き出す手法などについての研修になります。聞き取りポイント(語り手の思っていることだけでなく、そう思う理由をも聴いてみる)や原稿作り(語り手の口調で記述する、語り手の意向で修正されることもある)といった具体的な話があった後、ペアに分かれて模擬聞き取りワークショップをおこないました。
今回の企画には20代から90代、計19名の方が、語り手・聴き手として参加されました。実際のインタビューの場面では初対面にも関わらず、互いに率直に思いの丈を話してくださいました。昭和20年という時代に何があり、どのように受けとめてこられたのかということの一端が垣間見える言葉を残してくれています。聞き書きという場を通して、昭和20年を生きた世代と、経験していない世代は、どのように出会い、何を感じたのでしょうか?
展示に記された語り手の経験は、数時間かけて聞き取った内容を、聴き手の方々が500字にまとめたものです。語り手の体験談と合わせて、聴き手の感想を掲載しました。聴き手が語り手と直に向き合い、語られないことも含めて、語り手の人生全体に思いを馳せるという濃密な出会いの瞬間を経て、この展示は作られました。
また展示しているものと同内容の冊子を作成しました。展示会の終了後も当センターのロビーにてこの冊子は配布していきますので、お持ち帰りいただき今回の展示の模様を残していただければ、またはお知り合いの方にお渡しいただき紹介していただければ幸いです。
 今後、戦争を体験した方から直接話を聞くことはますます難しくなっていきますが、それを語っていた方の、或いはあえて語らなかった方の姿は、聴き手の心に残りつづけ、人と人とのつながりの中で、変容しながら連綿と受け継がれていくのではないかと感じました。そして将来、この時の言葉が別の形で蘇ってくる瞬間があるのではないかと思います。この展示が、これからの時代について考える小さな契機となることを願っています。

2016年12月16日金曜日

昭和20年 聞き取り研修会

これまでに当センターでは異世代交流を目的に「押入れにしまった写真」「食事」「場所」をテーマにして思い出のお話を聞き取り展示会を開催してきました。
今年のテーマは「昭和20年」です。
昭和20年とは終戦の年であり、つまりは戦時中のお話を聞き取り編集していきます。
個人の思い出をお聞きし記録することで、次の世代に公の歴史事実ではない生きた歴史を伝えていけることを目指しています。

今回は語り手だけでなく、インタビューと展示文章の編集をおこなう聴き手ボランティアも募集しました。
これまでは語り手のお話を展示していましたが、今回はそのお話を聞き取った方がどう感じたかも展示することによって、双方向の交流を表現できる展示になればと考えています。
参加いただける聴き手の方にお集まりいただき2016年12月16日(金)、高齢者ふれあいサロンにて聞き取り事前研修会をおこないました。
インタビュー時の役割と心構え、話を引き出す手法などについての研修になります。

聞き取りポイント(語り手の思っていることだけでなく、そう思う理由をも聴いてみる)や原稿作り(語り手の口調で記述する、語り手の意向で修正されることもある)といった具体的な話があった後、ペアに分かれて模擬聞き取りワークショップをおこないました。


これまでの人生で印象に残っている品物を絵に描いて5分でその品物についての聞き取りをお互いにおこないます。
聞き取りや質問を重ねながら相手のお話をメモしていき、改めてメモを見ながらそのエピソードのタイトルを考えるというワークショップです。
タイトルが決まると聴き手が何に興味を持ったのかが明確になり、エピソードの中でどこをポイントにして文章を書いていくかが見えてきます。
またタイトルでエピソードを全て説明してしまうと、そのあとに続く文章を読み意欲が減ってしまいます。
タイトルの中に謎が残しておくと知りたいという欲求を刺激して読み手を本文まで誘導できる可能性が高まります。

みなさん聞き取り初体験なわけで不安もあると思いますが、同時に何かしらの期待感も感じてられるように見受けられました。
その期待とは出会いに対してのものでしょう。
語り手と聴き手の素敵な出会いが生まれることを願っています。

2016年10月5日水曜日

動画 夕涼み音楽会と盆踊り

9月2日の「夕涼み音楽会と盆踊り」の様子です。
とてもお祭りらしい、楽しい雰囲気だったのが伝わると思います。