2020年12月19日土曜日

京の左京の盆踊り

 日本には夏の風物詩として盆踊りという文化があります。残念ながら今年の夏はコロナ禍によって盆踊りを見る機会はほとんどありませんでしたが、踊りもそこで歌われる歌詞も、地域ごとに様々なものがあり、独特な文化として存在しています。

実は今、京都市左京区では以前から計画されていた「左京音頭(京の左京の盆踊り)」という盆踊りの復活プロジェクトが進んでいます。


「左京音頭」は、50年前に白川書院(月刊京都)を興された臼井喜之助さんとサワダ音楽院(歌謡教室)の沢田秀雄さんによって作られた左京区のための盆踊りです。このプロジェクトは左京音頭の復活を通して、いろいろな世代、多様な個性を持った人たちが交流できる場を作るのが目的です。


左京音頭はどなたでも歌いやすい歌謡曲ですので、盆踊りとして踊っていただけるのはもちろんのこと、参加者の方に歌っていただく歌のコンテストなども開催できたらなと考えています。


今回は、左京音頭をたくさんの方に知ってもらうために、左京音頭を踊っている風景を動画の形で公開しました。親しみやすい曲調で、動画と一緒に歌詞も見られますので、ぜひ歌詞を覚えて歌ったり踊ったりしてみてください。




2019年7月11日木曜日

回想法WS6 まとめ

7月11日 回想法ワークショップ  担当:土井

今日で最終回となってしまいました。先週、世代の違う人と話してみたいテーマは何でしょうか?というアンケートに以下のような回答がありました。

若い人からシニアに聞きたいことは・・・自分の年齢ぐらいの時、どんな心情だったでしょうか?これまでの歩みやその時感じたことを知りたい。どんなデートをしましたか?仕事の話をお聞きし、就職活動の参考にしたい。・・・と若い人はシニアの人生の経験を知りたいようです。

また、シニアから若い人に聞きたいことは・・・どんな人生設計を持っていますか?昭和についてどんなイメージを持っていますか?シニアは若い人が自分の未来についてどう考えているか知りたいようです。
皆其々が個別の時間をもって生きているのですが、それをシェアする事が出来るのが回想法の魅力です。そして、お互いに質問に答えて頂きました。

個人回想法ではグループ回想法より深い話が出来ましたが、個人回想法でやった事をグループでも出来るようにしてみよう、というのが今日のテーマです。
先週した個人回想法の項目(人生で一番楽しかった、又は苦しかった、そしてそれを乗り越えた事)を今日は4人で共有します。その中で一つの出来事だけを選んで4人で場面を作ります。特にここにいる皆と共有したい、知ってもらいたいと思う話を選びます。

勝手に題名をつけるとしたら・・・
「俺ならもっといい(サッカーの)指導をする!」
「阪神淡路大震災に遭遇した後、人のために生きたいと思うようになった」
テーマ音楽入りの「世界野球観戦」
「嫌いというところからスタートする」
「(亡き父をモデルにした芝居上演後に崖の上から見た)海の上の大きな太陽」

回想を形にすると、もっと大勢の人と経験をシェアする事が出来ることが今日のワークショップで体験できました。今回で最後なのは本当に残念ですが、生活の中で回想法を行っていきたいものです。






2019年7月4日木曜日

回想法WS5 個人回想法の体験

7月4日 回想法ワークショップ 担当:土井
今日は「個人回想法」を体験します。宿題で描いてこられた「自分の人生曲線」を手に、ペアになってお互いの話を聞きます。年代が違う人と話すようにペアリングしました。ワークに入る前に、気になる事やこうしたらいいと思う事を発言して頂きました。

たっぷりと40分程お互いの話を聞き合い、相手の話から「人生で一番幸せだった事」「人生で一番辛かった事」「これからの夢」をまとめます。
生きてきた年数は違うけれど、ピークに上がった後にズドンと下がる波は同じなんだなあ、などど曲線を眺めて思いました。

ワークが終わった後に皆さんから一言ずつの感想を。
「楽しかった、
時間が足りなかった、
貴重な体験だった、
(若い相手の話を聞いて)自分のその頃を振り返った、
2人の話が発展して共通点が見つかった、
話しやすかった、
自分の3分の1しか生きていないのに経験が深いと思った、
学生と教官という立場が邪魔した、
その時の感情と一体化した、
若い頃の感情の機微を思い出した」
などという言葉をいただきました。

ワークを初める前に「若い人にズバッと聞いていいのか?突っ込まれたくないかもしれないから」といっていた方に、さてどうだったかとお聞きすると、
「(相手にズバッと)言ってしまった。でも聞くことが出来て良かった。自分の考えと違う切り口で返答されるのも良かった」という体験の報告を頂きました。
また、始める前には「暗い時代について、つっこまれたくないかもしれない」
「自分の話に興味を持ってもらえるか?相手の話にどれくらい興味を持てるだろうか?」という、危惧もありました。
個人回想法では、話を聞いて、相手をその瞬間どれくらい感じ取れるか?ということが大事になります。今日のように世代の違う相手に話す方が、もしかしたら素直に話す事も聞く事もできるかもしれないとも思いました。

来週は最終回です。グループ回想法と個人回想法を体験して、どのような違いを感じたましたか?世代の違う人と話してみたいテーマは何でしょうか?その辺のところを考えてみましょうか。







2019年6月27日木曜日

回想法WS4 グループ回想法の体験

6月27日 回想法ワークショップ 担当:土井
今日はグループで回想法を行いました。懐かしい身体の記憶をみんなで思い起こします。

最初はウォーミングアップに「椅子取りゲーム」を。
先週のレクチャーでは、わずかな時間の間に自分と相手との共通点を探しましたが、
今回はなるべく多くの人に共通する点を見つけ、その中で椅子を取り合います。

懐かしい遊びを6人ずつの3チームに分かれ2個ずつ発表します。
「ダルマさんが転んだ」は2チームがやりましが、向きを反対にすると印象が変わります。
「あやとり」では、男子学生さんの達人がいらっしゃいました。
「ドミノ倒し」はなかなかマニアックに映ったようです。
「ダブルダッチ」は2本のロープを飛ぶ縄跳びです。
「はないちもんめ」には 腕相撲のような要素が加わっていました。
同じ遊びですが、自分の育った地方では別な呼び名がついていたことも発見しました。

同じチームで「運動会の競技」を演じます。
「ムカデ競争」では最後に転ぶという落ちがついて、笑いが起こりました。
「大玉ころがし」で競争するとチームワークの差がでます。
「台風の目」は、初めて知る協議でした。最後に旗を立てて終了というのはとても運動会らしかったです。

ラストは「今までで一番頑張った事」
頑張った思い出から、みんなで場面を作ります。
「リレー」、あっという間でした。
「山登り」、槍ヶ岳だったそうです。
「マラソン」、飲み物コーナーのスタッフや折り返し地点のコーンも登場しました。、

グループ回想法では多くの人と個人の思い出をシェアする事が出来ます。子供の頃に還ったような気持ちになったのは、私だけだったでしょうか?

次回は個人回想法を体験します。今までの人生で一番苦労した事、或いは幸せだった事、そしてこれからの夢を考えてきてください。
自分のこれまでの人生を曲線グラフにする宿題が出ました。






2019年6月23日日曜日

回想法WS3  回想法レクチャー

6月22日 回想法ワークショップ 担当:土井 

今日は吹田市介護老人保健施設で作業療法士をなさっておられる佐上雅宣先生のお話をお聞きしました。
最初に佐上先生より、回想法は聴き手の存在が大切であり、ボランティアも徐々に増えている事をお聞きしました。

まずは高齢になるに従って変化する身体や心の変化を学びます。

次に隣の人とペアになり、お互いの共通点を見つけることから、2人で行う個人回想法を体験します。わずかな時間で見つかる共通点は多くはありません。先生から「故郷自慢をしてください」と言われ、お互いに故郷のことを話した後、「もう一度相手の話を聞いて下さい」と指示がでます。

もう一度相手の話を聞く際に意識した事は何だったでしょうか?
「相手の話に関心を持っている態度を示した」「自分も(相手の故郷に)行った事がある、いいところですね、と伝えた」との返答がありました。

回想法が行われている佐上先生の施設のドキュメンタリー映像を拝見します。高齢の方が回想法を行う事により、生き生きとした表情に変化していくのがわかります。「お話し会(回想法の時間)」をとても楽しみにされているようです。

高齢者と大学生のグループ回想法のひとつの進め方として、懐かしい生活道具を使うことがありますが、そこでは高齢者が道具の使い方の先生となります。
また、若い人がいたからこそ話しておきたい、若い人にしか語れない話もあるようです。それは「回想法」としての観点からだけではなく、今の内に聞いておかなければならない話しはたくさんあるのだ、という心構えを持たなければならない事を強く感じました。

回想法により、自分を受け入れ自信を持ち、昔の成功体験を思い出す事が出来ます。
回想法をしたメンバーで信頼関係が深まり、安心して人と関わる事ができるようになるので、地域をつないでいく効果もあります。
回想法を楽しむための留意点として、記憶は曖昧なのでひとの記憶間違いを咎めたりはしないことです。

最後の質問コーナーでは、男性と女性との違いはどうですか?という質問があり、やはり女性はよく話されるが、男性は参加人数も話す量も少ないとお聞きしました。
普通の会話においても、男性は会話する時、相手を論破しようとか、偉いと思ってもらいたいとか、構えてしまう事が多いように思えます。
構えずに、回想法をすることにより、グループの中でスポットライトがあたる気持ち良さを知ってもらいたいものです。

2019年6月13日木曜日

回想法WS2 コミュニケーションWS②


6月13日 回想法ワークショップ 担当:土井
先週欠席された方もいらっしゃるので、細見先生から再度、言語・非言語コミュニケーションの説明がありました。大切なのは、相手をよく観察し、それに答えて自分も表現し、相手との信頼関係を築くことです。
ウォームアップでは、新しくゾンビゲームと、倒れてくる人を支える ゲームをしました。相手の気配を感じるゲームです。まさか自分が、と思っていると気配を見逃してしまいます。

さて後半は言葉のコンタクトゲーム。
大事にしている物をひとつあげて、それについて語ります。
まずひとりが語り、その話を聞いた皆がタイトルを考えます。それぞれが自分のフィルターを通して話を聞いている事がわかります。なるべく素直に言葉が入ってくればいいのですが。
次はペアになり、物の絵を描いて、ひとり6分ずつ話をします。
相手の話に1行のタイトルを付け、自分の話にもタイトルを付けます。
人の話を聞いて、その話にピッタリくる言葉がなかなか見つかりません。ああでもない、こうでもない、と悩みます。「物」というのは「何か」を象徴しています。その「何か」を伝える事、「何か」を受け取ってそれを表現する事は難しいですね。言葉は便利であり不便でもあります。
最後は皆の前で、1ペアずつ絵とタイトルを発表し合います。1組だけ同じ言葉が付きました。一緒にならない事が面白かったり、もどかしかったりします。
今日、話しやすかったのはどうしてか?または話しにくかったのはどうしてか?次回のワークショップまで覚えておいてくださいね。来週は土曜日、回想法レクチャーです。




2019年6月7日金曜日

回想法WS1 コミュニケーションWS①

6月6日 回想法ワークショップ 担当:土井
本日より「回想法ワークショップ」が始まりました。
今週と来週は、会議室1にて、『コミュニケーションワークショップ』です。
指導してくださる細見先生より、コミュニケーションには言語によるものと、非言語によるものがあることを
お聞きします。今回はこの「非言語」のコミュニケーションをワークを通じて学びます。

参加者は大谷大学の学生・教職員の皆さん、いきセンスタッフ、シニア劇団員メンバーで20名ほど。
まずはお名前を覚えるために円陣になり、「名前ゲーム」を行います。リズムに乗って自分と相手(隣だったり、目のあった人だったり。結構スムーズに流れました。

次は「声を当てる」ゲーム。
5人1組で、1人が後ろを向いた4人の誰かに声を当て、当てられたと感じた人は手を挙げます。
声の大きさで遠くか近くはわかっても、方向を背中に感じるのは難しいです。

次は二人一組になり、2分ずつ相手に話しをします。
その時、聞く方は話している相手の「身振りの特徴」を掴みます。
終わったあと、全員の前で感じた特徴を発表します。

全体的なイメージを捉え、優しい感じ、力強い、かわいらしい、上品、パワフル
という感想もあれば、手がよく動く、頰に手が行く、顔の肉が動く、右の口角上がる、左上を見る癖がある、右上を見る癖がある、
など、仰け反って座っている、手が水平方向に動く、など冷静な観察もあります。

また、詳細な観察から、動作がほとんどないが細かい手の動きが律儀さを感じる、
手で大きさを示し話がわかりやすい、視線があって話しやすい、
目を見て話すので誠実さを感じる、30秒に1回は腕を組むのでちょっと不信な感じもする、
目がくるくる動いて嬉しそうな表情で話されるのがかわいい、
股を大きく開いて喋るのは気持ちがオープンなイメージがする、
など相手の癖から受ける印象も語っていただけました。

コミュニケーションは言葉にならない部分で語るものが大きいことに気づきます。
身体全体で向き合わないと、相手には通じないものなんですね。 

















2018年6月13日水曜日

いきいきワークショップフェスティバル2018 親子向け講座

2018年6月2日(土)に、当センターにて「いきいきワークショップフェスティバル2018」が開催されました。
まるで文化祭のような色とりどりの装飾が施された会場は、出入り自由で途中参加も大歓迎。
たくさんの親子が入れ替わり立ち替わり、創作と音楽の時間を体験しました。
ここではその中でも親子向けの講座についてお伝えします。


コンタクト遊び

コンタクト・インプロビゼーション(体をふれあわせて相手の重さや動きを感じ取りながら即興で踊っていくダンスを応用したじゃれつき遊びを体験しました。寝転がった保護者さんの上にお子さんも寝転がるところから始まって、最後には立ち上がってポーズをとった保護者さんの体によじ登ります。体のふれあいからの信頼関係の安心感で楽しい笑顔にあふれた空間となりました。


 音×モノつくり

 カズマ企画「スタンプ手ぬぐいつくり」は、忍者や手裏剣、動物、京都タワーや大文字など、いろんな柄のスタンプを自由に押して鈴を取り付けて出来上がり。

アトリエみ塾「廃材音具つくり」は、竹ひごカリンバ、洗濯バサミのカスタネット、ストローのラッパという3種類を用意、佛教大のボランティアチームとともにモノつくりとセッションを楽しみました。

おんらく(音楽)広場

 木琴や太鼓、空き缶など、楽器や楽器じゃないモノが、床や椅子の上、空中から吊るしてある音の広場で、鍵盤ハーモニカやアコーディオンの演奏と一緒に、みんなでリズムセッションを体験しました。親子のセッション、子供たちのセッション、大人同士、若者同士、人の組み合わせによってさまざまなリズム(音楽)が生まれました。



2018年6月9日土曜日

いきいきワークショップフェスティバル2018(つくる・あそぶ・やってみる)

2018年6月2日(土)に、当センターにて「いきいきワークショップフェスティバル2018」が開催されました。
当日は、200人を超える沢山のご来場ありがとうございました。
朝から晴天に恵まれ、子ども、大人、親子、高齢者の方、外国の方と多種多様な人を対象にした、21もの講座が開かれました。

「つくる・あそぶ・やってみる」をテーマに、いくつでも参加可能、参加費無料(一部材料費など500円)で3つ、4つ、5つと掛け持ちで参加される方もいらっしゃいました。

『子ども演劇(つたえる・つたわる・からだあそび』
当職員も参加し、子どもたちと大人で和気あいあいとした交流ができました。

『よし笛工作 Read flute crafting』
講師による設計図をもとに、約4時間かけて、よし笛を完成させました。

『シニアストレッチ』
参加者8人でゆっくりと時間をかけながら、筋肉をほぐし身体を柔らかくしていきました。
         

『合いの手と盆踊りの練習』
手の振り、足の踏み出し方、音頭取りの3つのバランスとるのが最初は難しかったですが、講座が終わる頃にはだんだんと息があうようになりました。
8月4日に開催される「ようせい夏まつり」でも、盆踊りを楽しく踊りたいです。

上に挙げた講座の他にも、面白そうなものが沢山ありました。こういったイベントは今年初めての試みでしたが、天候にも恵まれ、盛況に終えることが出来てよかったです。センターとしても、また機会があれば実施できたらと考えています。

講座を作って下さった方、センターに足を運んで受講していただいた方、本当にありがとうございました!

2017年10月14日土曜日

レクチャーとシンポジウム『回想法の実践とその可能性』【2017/10/7】

語らうことを通じた認知症予防・介護予防をテーマに、レクチャーとシンポジウムを開催しました。ここで扱った認知予防・介護予防の手法は「回想法」という方法で、読んで字のごとく昔のことを思いだして語ることによって、脳を活性化し認知症予防や認知症の軽減につなげようという方法です。
 講師として吹田市介護老人保健施設で作業療法士として、認知症予防や認知症ケアに取り組まれている佐上雅宣さんと、当センターでの高齢者への聞きとり事業やシニア劇団の指導などでお世話になっている演劇指導・演出家の細見佳代さんにお越しいただき、回想法の効用や、回想法を使った取り組みについてお話いただきました。
 
 会場には、チラシを見て関心を持ってお越しいただいた方や今度当センターに事業で高齢者への聞きとりに参加する大谷大学の学生さんや、指導される社会学部の先生方など20代から80代までの25名ほどがあつまり、熱心にお話に耳を傾けました。若い方に話を聞いてもらえたのはとても良かったと思っています。



 さて、第一部は佐上さんに、回想法とは何かということから、回想法はどのように行うか、その効用など回想法にまつわる基礎的な知識や体験談をレクチャーしていただきました。休憩をはさんで後半は、細見佳代さんに登場いただき、演劇が専門で決して福祉を志したわけではない細見さんがどうして、回想法に出会いまた高齢者への聞きとりなどを題材に作品創作を行うようになったのか、その経緯や取り組みの事例を紹介いただき、引き続いてセンター長の杉山の進行で佐上さん細見さんとにそれぞれの取組や回想法についてより突っ込んだ質問に答えていただきました。

 会場からも質問や積極的なご意見を頂戴し、2時間では収まりきらない濃い内容となりました。
 「まだ介護の厄介になっていない健康な人が、認知症の予防やつながりづくりのために思い出を語るためのこうした会があってほしい」という声も頂戴し、今日の話にも上がったグループで思い出を聴きあう「グループ回想法」などの取り組みを当センターで行う背を押された気がしました。
 

2017年3月23日木曜日

50歳からの演劇体験講座2017年3月

「50歳からの演劇体験講座」2017年3月   
3月10日、17日、「50歳からの演劇体験講座」が、左京西部いきいき活動センター会議室1にて開催されました。参加者の皆さまには10日もしくは17日を選んで頂き、10日には5名、17日には3名の方がシニア劇団空いろのメンバーと共に、和やかな空気の中で体験講座が行う事ができました。以下講座の記録です。

 ウォーミングアップから体験講座が始まりました。
演劇の素材は「身体」、まずは自分の身体を知る事から始めましょう。

腕をリラックスさせて胴体を左右に半回転、半回転。「でんでん太鼓のように」というのがピッタリな表現ですね。脚の筋肉も充分に伸ばしましょう。





 次に発声練習です。自分・相手・観客・遠く、という4つの「声を届けるターゲット」がありますが、今日は「遠く」に声を届けます。「アエイウエオアオアイウエオ」が難しければ「アイウエオカキクケコ」と。普段こんなに大きな声を出せないので、ストレス発散にもなります。そして何でもいいから一言の「一言」を考えて発声する中で、楽しいやり取りも生まれました。

発声の後は下の2つのテーマにして講座が進みました。
1.身体で表現する
2.関係性を表現する

一人ずつ出て来てポーズを取ります。既に出ている人に絡んでも絡まなくてもいいという事で。そして何人かで「静止画」を作り、見ている方に場面を想像してタイトルをつけて頂きます。
今、自分は人からどう見えているか、と自分を客観視できるようになりたいものです。役者が舞台に出た瞬間、その立ち位置や目線で、もう何かを客にアピールしています。それがこのエチュードでよく理解できます。


そこで4人ずつのグループに分かれ、与えられた場面をストップモーションで表してみることになりました。
10日は、結婚式、誕生会、お葬式

17日はスーパーのレジ、バス停、エレベーターの3場面を表現しました。



一瞬で場所を説明することができる事がわかります。少し難しい課題もありましたが、見ている方にもよく伝わりました。人にどう自分が見えるか、自分を客観視してみる訓練です。


次は「場所を強化する」というエチュード。
例題の「図書館」。「本屋」との違いを出すにはどうしたらいいでしょう? 新聞を広げて読んだらどうか、という意見がありました。その後チームに分かれ、指定された場所を表現し
最後にストップモーションで止まります。


これは盛り上がり方がサッカーではなく野球でしょうか? ビールを注文し、風船を膨らませていますね。



スクリーンを教室端のホワイトボードに設定することで全員の目線が揃いました。



「関係性」を表現するエチュードでは10日と17日で少し内容の違うものをやってみました。

10日にはオーラのパワーを1から10とし、1、3、5、7、10のパワーを相対的に表現する練習をしました。並んだ椅子に1人ずつ出てきて好きな場所に座り、一斉に出て行くだけの動きの中で、あらかじめ指定された自分のパワーを表します。他の人のパワーはわからないのですが、相対的に自分はどのくらいのパワーを出したらいいかが、問われます。これは「どんな役でもやる」訓練になります。演劇はひとりではなく、相対関係で成り立っているものですね。

17日には2人ずつ組になり、指定された数字の「関係の濃さ」をストップモーションで表現しました。こうして関係性の度合いを数字にあてはめて測ることができるのですね。ふと普段の生活の中でも注意深く観察したくなります。

当日欠席された方も多かったのですが、参加のお申込みは多く、シニアの方が演劇体験にご興味を持たれている事を嬉しく感じました。

2017年3月10日金曜日

「わたしたちの昭和20年展」開催

311日より「わたしたちの昭和20年展」と題して展示会を開催します。




これまでに当センターでは高齢者との世代を越えた交流を目的に「押入れにしまった写真」「食事」「場所」をテーマに思い出のお話をお聞きし、記録する活動を行ってきました。毎回、個人の思い出をお聞きし記録することで、次の世代に公の歴史事実ではない生きた歴史を伝えていけることを目指しています。
今回は、高齢化が進む中、今戦争に関わるお話を聞いておきたいと「昭和20年」というテーマを設けました。これまでの展示では思い出を語っていただける方だけを募集していましたが、今回はそれだけでなくお話を聞き取り、そのエピソードを編集して展示文章を作成するインタビュアーも募集しました。
そのインタビュアーのために聞き書きのための事前研修会を20161216日におこないました。インタビュー時の役割と心構え、話を引き出す手法などについての研修になります。聞き取りポイント(語り手の思っていることだけでなく、そう思う理由をも聴いてみる)や原稿作り(語り手の口調で記述する、語り手の意向で修正されることもある)といった具体的な話があった後、ペアに分かれて模擬聞き取りワークショップをおこないました。
今回の企画には20代から90代、計19名の方が、語り手・聴き手として参加されました。実際のインタビューの場面では初対面にも関わらず、互いに率直に思いの丈を話してくださいました。昭和20年という時代に何があり、どのように受けとめてこられたのかということの一端が垣間見える言葉を残してくれています。聞き書きという場を通して、昭和20年を生きた世代と、経験していない世代は、どのように出会い、何を感じたのでしょうか?
展示に記された語り手の経験は、数時間かけて聞き取った内容を、聴き手の方々が500字にまとめたものです。語り手の体験談と合わせて、聴き手の感想を掲載しました。聴き手が語り手と直に向き合い、語られないことも含めて、語り手の人生全体に思いを馳せるという濃密な出会いの瞬間を経て、この展示は作られました。
また展示しているものと同内容の冊子を作成しました。展示会の終了後も当センターのロビーにてこの冊子は配布していきますので、お持ち帰りいただき今回の展示の模様を残していただければ、またはお知り合いの方にお渡しいただき紹介していただければ幸いです。
 今後、戦争を体験した方から直接話を聞くことはますます難しくなっていきますが、それを語っていた方の、或いはあえて語らなかった方の姿は、聴き手の心に残りつづけ、人と人とのつながりの中で、変容しながら連綿と受け継がれていくのではないかと感じました。そして将来、この時の言葉が別の形で蘇ってくる瞬間があるのではないかと思います。この展示が、これからの時代について考える小さな契機となることを願っています。

2016年12月16日金曜日

昭和20年 聞き取り研修会

これまでに当センターでは異世代交流を目的に「押入れにしまった写真」「食事」「場所」をテーマにして思い出のお話を聞き取り展示会を開催してきました。
今年のテーマは「昭和20年」です。
昭和20年とは終戦の年であり、つまりは戦時中のお話を聞き取り編集していきます。
個人の思い出をお聞きし記録することで、次の世代に公の歴史事実ではない生きた歴史を伝えていけることを目指しています。

今回は語り手だけでなく、インタビューと展示文章の編集をおこなう聴き手ボランティアも募集しました。
これまでは語り手のお話を展示していましたが、今回はそのお話を聞き取った方がどう感じたかも展示することによって、双方向の交流を表現できる展示になればと考えています。
参加いただける聴き手の方にお集まりいただき2016年12月16日(金)、高齢者ふれあいサロンにて聞き取り事前研修会をおこないました。
インタビュー時の役割と心構え、話を引き出す手法などについての研修になります。

聞き取りポイント(語り手の思っていることだけでなく、そう思う理由をも聴いてみる)や原稿作り(語り手の口調で記述する、語り手の意向で修正されることもある)といった具体的な話があった後、ペアに分かれて模擬聞き取りワークショップをおこないました。


これまでの人生で印象に残っている品物を絵に描いて5分でその品物についての聞き取りをお互いにおこないます。
聞き取りや質問を重ねながら相手のお話をメモしていき、改めてメモを見ながらそのエピソードのタイトルを考えるというワークショップです。
タイトルが決まると聴き手が何に興味を持ったのかが明確になり、エピソードの中でどこをポイントにして文章を書いていくかが見えてきます。
またタイトルでエピソードを全て説明してしまうと、そのあとに続く文章を読み意欲が減ってしまいます。
タイトルの中に謎が残しておくと知りたいという欲求を刺激して読み手を本文まで誘導できる可能性が高まります。

みなさん聞き取り初体験なわけで不安もあると思いますが、同時に何かしらの期待感も感じてられるように見受けられました。
その期待とは出会いに対してのものでしょう。
語り手と聴き手の素敵な出会いが生まれることを願っています。

2016年10月5日水曜日

動画 夕涼み音楽会と盆踊り

9月2日の「夕涼み音楽会と盆踊り」の様子です。
とてもお祭りらしい、楽しい雰囲気だったのが伝わると思います。


2016年9月4日日曜日

9月2日(金) 夕涼み音楽会と盆踊り

9月2日17時~、養正保育所2階ホールにて「夕涼み音楽会と盆踊り」を開催しました。
120人を超える沢山のご来場ありがとうございました。
大変な盛り上がりのうちに終了したこのイベントの様子をレポートします。
拙い写真と文章ではありますが、少しでも当日の熱気が伝われば幸いです。


まだまだ暑さの残る中、会場のホールは空調が効いていてまさに夕涼み。場内にはちょうちんが灯されてお祭りムードでした。



祭囃子にのって現れたのは、はっぴに手ぬぐい、キャラクターのお面を被ったお祭り気分な二人組。



お笑いダンスユニット”ムロタムラ”のお2人です。キレキレのダンスパフォーマンスと楽しいトークで子ども達を沸かせます。ムロタムラには全体の進行も務めて頂きました。


次は、”サンポーヨシ”によるライブ。客席の大人がすっかり聞き惚れる素敵な生演奏と歌声でした。特に、「商店街の夏祭り」という曲はちょうちんの灯りと夕方、というシチュエーションにぴったり合っていました。




再び登場したムロタムラ。手には瓶の蓋やペットボトルのキャップがシャラシャラ鳴る楽器が。
「みんな、これ何だか知ってる?」との問いかけに、
「知ってるー!」「作った―!」と子ども達。6月のワークショップで作った「おーかんシャラシャラ」ですね。ここからは子ども達にも参加してもらいます。

リズムに合わせておーかんシャラシャラを振ったり、手拍子をしたり、足踏みを入れるリズム遊びから、「おもちゃのチャチャチャ」へ。
次は、子供たちがよく知っている「さんぽ」をみんなで歌いました。

歌い終わると今度は「さんぽ」の音頭風アレンジが演奏されます。それに合わせて盆踊りを踊るムロタムラと浴衣の女性。



「さんぽで盆踊りができるんですねー。おどろいたー」
「そうなんです。次は江州音頭をやってみましょうか」

ここで登場したのが江州音頭(ごうしゅうおんど)の音頭取り、わだこさん。
音頭取りとは伴奏に合わせて、音頭を取って歌う人のこと。
江州音頭の振付や掛け声がレクチャーされました。
子ども達はこれまでに練習してきた甲斐あって、わだこさんの歌にしっかり掛け声を返します。

ムロタ「踊ってみたくなりましたね」
タムラ「なった、なった」
ムロタ「ちょっと踊ってみましょうか。踊れる方は是非輪に加わってください」「踊らない方も大きな声で掛け声をかけてみてください」



最後は踊れる大人に子ども達も加わって、輪になって音頭を踊りました。
屋内での小さな輪、15分ほどの短い時間ではありましたが、生演奏と生歌による盆踊りは大盛り上がり。子ども達も練習の成果をばっちり発揮して、楽しく踊って掛け声を上げていました。


ご来場の方から大人も子どもも楽しめたという声をいただき、開催した甲斐があったと出演者・スタッフ一同喜んでおります。
また、開催にあたり、養正保育所の先生方、父兄の方々にご協力いただきました。ありがとうございました。